2010年10月15日金曜日

「TARTAROS-タルタロス-」,各マップで展開される

 シーアンドシーメディアは,オンラインアクションRPG「TARTAROS-タルタロス-」の各マップのストーリーを公開した。

 今回公開されたのは,「ピンドス村」「アルスメル村」「ロトルア村」「失われた要塞」に関するストーリーだ。本作に興味があるプレイヤーは,それぞれのマップでどのようなストーリーが展開するのか確認しておこう。




「TARTAROS-タルタロス-」先行サイト













■ピンドス村<呪いの木と少女の想い>






守護樹は少女が生まれる前からピンドス村にありました。

村人たちは7年に一度、守護樹に供え物を捧げ、その代価として7年間、村に豊作がもたらされました。

ところが、村長となった少女の父は、昔から続く供え物をやめてしまいました。

守護樹が供え物として少女の母を選んだからです。

母は、以前の人たちのように守護樹のところには行きませんでしたが、その代わり原因不明の病気で亡くなってしまいました。

少女の母が亡くなって3年経ち、父は守護樹を呪いの樹と呼び、切り倒すことばかり考えています。

しかし、村人たちは逆に父が守護樹の呪いを受けるに違いないと噂しています。

父親想いの少女は父親のことが心配でたまりません。

果たして少女の悩みは解決されるのでしょうか。





■アルスメル村<ヒーローと少年の夢の物語>






覆面Kは、少年が幼いころから憧れる村の英雄でした。

悪いやつらをやっつけて、やつらに奪われた物を取り戻してくれる義賊です。

覆面Kのおかげで、アルスメル村は悪いやつらから守られ平和な日々を過ごしていました。覆面Kがいる限りこの村で悪さをしようと思うものなど一人もいませんでした。

ところが…。いつの頃からか覆面Kが現れなくなりました。

悪いやつらが現れて悪いことをしてるのに、覆面K は現れません。

覆面Kはいったいどこにいってしまったのでしょうか。





■ロトルア村<鉱山と女神の物語>






少女は昔から身体が弱く、小さいときから兄が面倒を見ていました。

家の外に出たことがないので、いつも兄が外の様子を話して聞かせていました。

兄は少女の病気を治すお金を貯めるために、鉱山で辛い仕事をしていました。

兄のおかげで少女の病気はだんだん回復し、反対に兄はどんどんやつれていきました。

そんなある日、兄を哀れに思ったアデルリン女神がロトルア村に治癒の泉を作って下さいました。

鉱山を浄化してくれる治癒の泉のおかげで、兄は鉱山の仕事をしても体調を崩すことはなくなりました。

兄は自分と妹を助けてくれたアデルリン女神に感謝を捧げ、アデルリン女神も自分が助けた少年をとても可愛がりました。

少女の病気も殆どよくなり、これからは幸せな人生が待っているんだと思っていました。そんな時に、タルタロス結界陣が張られました。

アデルリン女神が消えてしまい、治癒の泉のあるアデルリン神殿は危険な場所となり、人が入ることができなくなりました。

そして???鉱山からはまた毒が流れ出すようになり、兄は倒れてしまいました。兄は???その後、もう二度と帰らぬ人になってしまいました。

歳月が流れ、少女はやっと家の外に出られるようになりましたが、それを祝ってくれる人は誰もいませんでした。

アデルリン女神も、兄も、全てがいなくなってしまったからです???





■失われた要塞<悪魔の儀式と悲しみの物語>






ナシプ族は神に供え物として捧げられるために創造された種族です。

供え物として捧げられる人間を哀れに思われたレピオス神が、私たちナシプ族を作りました。

ナシプ族にとって供え物は、まさに運命のようなものです。美しい外貌と病気に対する強い抵抗力を持っていますが、それは全て供え物になるためのものです。

弱い種族として作られた私たちは、何の抵抗もできませんでした。そんな中、神が追い出されたという噂を聞き、彼らは喜びました。

神が追い出されたのでもうこれ以上、供え物として犠牲にならなくていいからです。

しかしその後、ナシプ族にもっと大きな不幸が訪れました。

神の次に地上を支配するようになった人間が、ナシプ族を捕まえ始めたからです。人間は力が弱い私たちをいとも簡単に奴隷にし、魂を救う神がいなくなったことを利用し、私たちを錬金術の実験材料に使い始めました。神が消えたあとも、ナシプ族は未だに苦痛の毎日を過ごしています。

そして???永遠に不幸な宿命から逃れられないと諦めていた時、青年が彼らの前に現われました。青年は彼らに人間と戦う方法を教えてくれ、自由に生きていける希望を与えて下さいました。青年は人間が来ないこの失われた要塞にナシプ族を率いて、ここでナシプ族の独立運動を始めました。

青年を信じて後に続いた彼らは???心からナシプ族に自由な世界が来ることを信じられるようになりました。そんな彼らをあざ笑うかのように、人間の軍隊はまた私たちの前に現われました。彼らがどれほど強いか知っています。怖ろしくつらい戦争になることでしょう。

でも、やっと手に入れたこの自由と幸せのために、ナシプ族たちは武器を手に取り立ち上がりました。


引用元:大航海時代 情報局

2010年10月5日火曜日

昇給ゼロ時代にITスタッフのモチベーションを維持向上させるには

 これまであなたがITスタッフとして経験した中で最高の仕事は何だろう?(それが今の仕事でありますように)。また、それはなぜか。反論もあるだろうが、あなたにとって、その素晴らしい仕事に対するモチベーションの源泉は、報酬や昇給だけではなかったに違いない。あなたがその仕事を気に入ったのは、それが有意義で充実していたからであり、収入が良かったからではないはずだ。

 わたしが経験した中で最高のIT業務の1つは、若きエンジニアだったころに担当したものだ。わたしの雇い主は、わたしのエンジニアスキルは平均以下だが、リーダーシップ能力は平均より上だとすぐに判断した。雇い主は比較的短期間、わたしにエンジニアの仕事をさせた後、ほかのエンジニアを管理する仕事に就かせた。それがわたしのキャリアの中で、最も大変ながらもやりがいのあった仕事の1つだ。わたしは早急にITマネジメントのスキルを磨かなければならなかった。そしてチームのモチベーションを高め、膨大な設計作業を完了させなければならなかった。自分に欠けていたスキルが必要になったわけだ。もっとも、その一方でわたしはチームの中で最も給料が低かった。

 わたしは、この景気低迷下で昇給を保証することなく、優秀なITスタッフを引き付け、維持するためにモチベーションを喚起する方法を考えるとき、この経験を振り返る。この経験はわたしに、「ほとんどの人にとって、モチベーションはお金だけではない」ということを教えてくれた。お金は重要ではないということではない。しかし、公正な給与と処遇を得ていれば、われわれは有意義な仕事をすることを心から楽しむ。わたしはリーダーとして、「最も重要な役割の1つは、自分がITスタッフに頼む仕事が重要であり、面白みがあり、彼ら自身の成長目標の達成に役立つようにすることだ」ということを学んできた。

 簡単に聞こえるかもしれない。しかし、わたしはCIOとしてこの役割を果たすよう心掛けてきたが、容易なことではない。部下のITスタッフが行う仕事を、わたしと彼らの両方にとって有意義なものにしたければ、組織のニーズとスタッフ個々人のニーズを両立させなければならない。わたしはこの課題に、「Xモデル」(自分で命名)を用いて取り組んでいる。

 「X」(エックス)の形を思い浮かべていただきたい。2つの斜線の片方がIT部門のニーズを表すと考える。IT部門のニーズは、ITプロジェクトリスト、戦略的な取り組み、戦術的に必須な事項などにかかわっている。もう片方の斜線は、ITスタッフのキャリアや生活上の個人ニーズを表すとする。わたしはリーダーとして、この2つの斜線が交わり、「X」を形作るようにしなければならない。わたしは「X」の形が気に入っており、それは自分の仕事には両方の斜線が必要なことを思い出させてくれるからだ。つまり、2つの斜線がなければ「X」にならない。

 わたしはITスタッフに戦略計画や戦術計画の立案を担当させる際、「部門ニーズ」を定義して伝える。これによって、彼らはこの立案業務の背景を知り、自分の仕事がIT部門にとってどのような意義を持つかを理解できる。またわたしは、ITスタッフそれぞれと話し、各人の目標を理解することで、「個人ニーズ」を定義して本人と確認する。次に、われわれは個々人の成長計画を作成する。この成長計画では、わたしが彼らに任せる仕事が、彼らの興味、目標、将来やりたい仕事の希望にどのようにつながっていくかを定義する。

●スタッフのモチベーション向上のために

 数年前、わたしの会社のあるソフトウェア開発マネジャーから、彼女の目標はわたしのような仕事に就くことだと言われた。「わたしのような仕事? 若いうちから心臓発作やかいようになりたいの?」とわたしは聞き返した。彼女は、わたしのような仕事を楽しんでできるだけでなく、うまくこなせると確信していた。そこでわれわれは、彼女が「わたしのような仕事」に就くには、どのような経験が必要かについてブレーンストーミングを行った。続いて、われわれのプロジェクトポートフォリオと業務リストを調べ、どの業務を彼女に任せればよいかを検討し、IT部門のニーズと彼女の目標の両立につながる業務を選んだ。われわれの判断は、彼女は「重要だがあまり複雑でなく、彼女にITオペレーションの経験をもたらすインフラプロジェクトを率いるべき」というものだった。彼女はこの仕事を首尾よくこなし、続いてわれわれは、そうした両立につながる別の業務を彼女に担当させた。

 彼女にこれらの業務を任せたことは、彼女にもIT部門にもプラスになった。しかも、彼女は高いモチベーションを発揮し、これらの業務に全力を挙げて取り組んだ。公正を期していえば、彼女がIT部門の価値を高めていたため、わたしはそれを評価して彼女の報酬を増やした。だがいずれにしても、彼女の方からわたしに昇給を求めてきたことは一度もない。仕事が有意義で、自分の目標達成に役立っていたからだ。

 ここ数年、厳しい経済情勢が続いており、2010年も依然として先行きが不透明だ。このため、CIOとしてのわたしにとって2010年の重要目標は、Xモデルにおける「部門ニーズ」とITスタッフの「個人ニーズ」を両立させることだ。これは、優秀で熱心なITスタッフのモチベーションを維持向上させ、彼らが成長できるIT業務を提供する効果的な方法だ。しかもこの方法は、昇給を提示できないときでも実行できる。

引用元:エターナルカオスNEO(NEO) 情報局